第三回 ホツとニュウの修理      目次に戻る

 江戸中期の五寸皿です。ホツとニュウを一度に直します。

用意する物

瞬間接着剤 ・ エポキシ系接着剤 ・ カッターナイフ ・ 筆2本 ・ 水ペーパー ・ 合成うるし ・ 金消粉 
  1. 食器を一晩ハイターにつけ汚れを落とす。
  2. しっかり乾かす。
  3. 2液式のエポキシ樹脂をまぜ、ホツの部分につける。
  4. 糊が乾いたらニュウに接着剤を染み込ませる。
  5. 一晩置く。
  6. 接着剤をナイフで削って形を整える。
  7. 水ペーパー600−1000番で磨く。
  8. うるしを塗る。
  9. 20分後、金粉を筆で塗る。
  注  食器によってはペーパーで傷がつく物もあります。





  出来上がりはこの様になります。
  唐子の雪かきの図、冬の食器として使います。

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